
▽ 高速道路上のスマホながら運転による追突死亡事故
被害者遺族の代理人として刑事事件の被害者参加制度を利用した事案,裁判上の和解にて被害者本人の死亡慰謝料に加えて近親者慰謝料が認められた事案
事案と解決:
刑事事件の被害者参加制度を利用して,ご遺族の方が事故について疑問に感じていた点を直接被告人に追及するとともに,ご遺族の方の心痛,無念なお気持ちを裁判官に訴えました。第1審では,検察官の求刑を上回る判決を得ることができました。
また,加害者及び勤務先に対する民事での損害賠償請求についても当事務所で担当しました。任意交渉段階での相手方保険会社の損害賠償額の提示は,本件事故の悪質性にも関わらず,一般的な死亡事故の域を超えないものでした。
民事訴訟においては,本件事故の悪質性(スマホながら運転等)を強く主張し,また,被害者本人の無念さやご遺族の精神的苦痛の大きさ等を具体的に主張しました。その結果,裁判所は,被害者本人の死亡慰謝料に加えて近親者の慰謝料を認める内容の和解案の提示し,相手方代理人も直ぐにこれに応じました。最終的な和解額は,任意交渉時の提示額より大幅に増額することができました。
お客様の声:
知人より野村先生を紹介していただき,刑事裁判では,被害者参加制度への強い意志を真摯に受け止めていただき,共に戦ってくださいました。私が感情的になってしまう時も,先生はいつも冷静に話してくださるので,一呼吸置いて冷静に物言を受け止めることが出来ました。民事訴訟の際にも,私の譲れない心情を裁判官の心に響くよう努めてくださり,納得のいく結果へ導いていただきました。裁判は長い付き合いになりますので,信頼できる先生にお願いすることができてとても良かったです。
担当弁護士よりコメント:
交通死亡事故の遺族は家族を失ったショックから立ち直る間もないまま,加害者に対する刑事裁判への対応を迫られます。検察官に任せきりというのも一つの方法ですが,必ずしも検察官が被害者の心情を十分に汲み取ってくれるとは限りません。場合によっては,意見の対立が生じることもあります。また,一般の方が被害者参加を行うには不安や負担が大きいと感じるでしょう。被害者参加制度において,弁護士が果たす役割は非常に大きなものとなります。
本件では,当職らが刑事裁判の段階から積極的に関与することができた結果,事故の悪質性,遺族の感情等を十分に反映した民事弁護活動を行うことができ,ご遺族の思いを民事上の解決にも反映させることができたのではないかと思います。
弁護士法人 一宮総合法律事務所
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